金継ぎについて

kin

「金継ぎ」ってどんなもの?

金継ぎとは、漆を使って、割れたり欠けたりした陶磁器を修復する技法です。継ぎ目に金や銀などで加飾することで新しい魅力が生まれます。

金継ぎの歴史は大変古いものです。その歴史は茶の湯が盛んになった室町時代まで遡ると言われています。繕ったところを「景色」と呼び、美的に優れたものとする独特の美意識。ものを大切に扱い、長らく使われてきたものを捨てることなく修理して後世に引き継いでいく古人の知恵と精神は、日本人特有の美学と言えるのではないでしょうか。

大量生産大量消費でモノが溢れ返っている今、人々の意識も手仕事に再注目する動きが出て来ているように感じます。「好きなものとじっくり付き合っていこう」と言う考え方が改めて支持されるようになり、金継ぎに興味を持つ人は年々増えて来ています。

割れた器を修復するだけでなく、以前よりも価値のある味わい深いものにしてくれる金継ぎ。物を大事にする日本の文化として残していきたいものです。

お直し承ります。

捨てるのが忍びない大事な器や愛着のある思い出の品のお直しを承ります。

お直しについて

  • 壊れてしまった破片はすべてお持ちください。
  • 接着材の使用は避け、そのままの状態でお持ちください。
  • お預かりして、はじめにお見積りをさせていただきます。ご了解後、修復を始めます。
  • 本漆を用いますので、修復の完了まで3か月位掛かる場合もございます。

お直しには基本的に天然の素材を使いますが、食器としてお使いにならず、依頼主様のご了解があった場合のみ、エポキシ系のパテ等を使う場合がございます。また、お品物の風合いによっては、金継ぎではなく銀や漆だけの継ぎをご提案させていただくこともあります。

修復料金のご案内

破損の状態によって修復の状況が変わりますので、一応の目安としてご覧ください。

漆仕上げ

お直しの種類 料金 料金例
ヒビのお直し 基本技術料金1000円+ひびの長さ(表面+裏面)/mm×10円~ 表50㎜+裏50㎜のヒビの場合、1000円+((50+50)×10)=2,000円〜となります。
欠けのお直し 基本技術料金2000円+欠けの面積×厚さ/mm×10円~ 縦5㎜×横5㎜×厚さ5㎜の欠けの場合、2000円+((5×5×5)×10)=3,250円〜となります。
割れのお直し 基本技術料金2000円+割れの長さの合計/mm×10円~ A辺30㎜+B辺30㎜のV字型の割れの場合、2000円+((30+30)×10)=2,600円〜となります。

金仕上げ

お直しの種類 料金 料金例
ヒビのお直し 基本技術料金2000円+ひびの長さ(表面+裏面)/mm×10円~ 表50㎜+裏50㎜のヒビの場合、2000円+((50+50)×20)=4,000円〜となります。
欠けのお直し 基本技術料金3000円+欠けの面積×厚さ/mm×10円~ 縦5㎜×横5㎜×厚さ5㎜の欠けの場合、3000円+((5×5×5)×10)=4,250円〜となります。
割れのお直し 基本技術料金3000円+割れの長さの合計/mm×10円~ A辺30㎜+B辺30㎜のV字型の割れの場合、3000円+((30+30)×10)=3,600円〜となります。
  • 器の欠けや割れは、単純なものから複合的に起きた複雑なものまで様々です。一か所で複数の修復が必要な場合は、各お直しの料金を合計した金額となります。
  • 詳しい修復の工程のご説明や、器に合った仕上げのご提案などもさせていただきますので安心してお任せ下さい。